売れる文章を書くためには商品購入の心理をしっかり学ぶことも必要ですよね?ネット販売の場合は顧客をじかに見るわけにはいかないので、どのような心理誘導で商品を購入していくのか?
その流れをつかむことで、売り上げがアップすると思います。
欲しい商品を買うときのメカニズムとは?
趣味の世界の話ですが、例えば車の趣味を持っている人が、フェラーリやランボルギーニのような高級車を買うとします。
この際、同好の志から羨望のまなざしを向けられるでしょう。しかし、車に興味がない人からしますと、何がそんなに素晴らしいのか理解できませんよね。
高級車は確かに持っているだけでステータスになりますが、維持費もばかになりませんし、何より毎日車に乗る地方出身の人にとっては車など消耗品でしかありません。つまり、高級車ではなくてもちゃんと車としての体をなしていればいいのです。
この高級車という商品を前にして、2種類の視点を紹介しました。
つまり、高級車を前にして欲しいという感情が理性を上回ったのと、感情が理性を下回ったものです。
前者が高級車を購入した人の考え方、後者が高級車は不必要と考えた方の考え方ですね。
このことから、人間が商品を購入するときは、理性であれこれ考えて買うのではなく、感情の赴くままに購入するということがわかります。理性的に考えてしまえば、高級車を購入するという選択肢事態がでてきませんね。
商品を売るための文章は理性よりも感情重視!
前項のことから、商品を購入させようと相手に思い立たせるときには、理性に訴える文章ではなく、感情に訴えるものがいいのです。
まず、理性に訴える文章術としては、その商品のスペックを記載することです。例えば、高級車であるのならその燃費性能や何キロまで飛ばすことができるか、また何人乗ることができるか、維持費はいくらくらい、などです。
次に感情に訴える文章術としては、その商品を購入したらどのようなメリットが訪れるかということです。
例えば、高級車ですが、世界に数台しかない、異性にもてる、持っていること自体がステータス、というようなものです。
つまり、その高級車を持つことでどのようなメリットがあるのか、どのような素晴らしい未来が待っているのかを書いていくものとなります。
文章術というものではありませんが、その車を持つことがいかにステータスになるのか、ワンランク上の付き合いができるのかを書いていく方が、特別な商品を欲している人にとっては効果的なものとなります。
ただ、この文章術は高級品を購入させたいときには有効ですが、日用雑貨を購入させたいときには、まったく意味をなしません。
例えば、このトイレットペーパーを買えばワンランク上のステータスに、なんてセールス文句よりも、何枚入りでいくら、とトイレットペーパーのスペックと値段を記載した方が喜ばれますよね。
感情的に欲しいと思わせることが必要
お客さんが欲しいと思った商品の方が世の中では高く売れます。
お客さんは、感情によって商品を購入し、後から理性的に自分を納得させて「これを買った判断は間違っていなかった」と確信するのです。
理性的になる瞬間を作ってしまえば白けてしまうので、感情に訴え、買おうという感情を燃えたぎらせる文章というのが、売れる商品の文章術ですね。