商品が売れない理由は簡単です。その商品に魅力がないか、商品の魅力について伝えることが不十分であるかです。
そもそも、魅力のない商品、例えば路傍の石なんかを販売させる社員研修というものが、一昔前にありましたが、どんなに魅力的な言葉を使ったとしても、そもそも路傍の石にお金を出す価値はありません。0にいくら数をかけても0のままなのです。
なので、もし販売する商品自体に魅力がまったくないのであれば、売れない理由は簡単です。
しかし、世の中に流通している商品のほとんどは魅力があります。つまり、それらの商品が売れないというのは、商品を魅力的に伝えることが出来ていないのかもしれませんね?
どうしたら魅力的に商品を伝え買ってもらえるのでしょうか?
魅力的に商品を伝えればいいのですが、人間が商品を買う際は理性で買うのではなく、感情で買います。つまり、この感情をうまく刺激をして、理性的に考えさせないようにすればいいのです。
人間は、場合によっては欲しくもないし、必要だと感じないものにまでお金を払ってしまうことがあります。
例えば、ただの壺も「開運の壺」なんて名前を付けて、それらしい体験談などが商品説明にあれば、売れることもあります。
うまく誘導をするのですが、これはただの壺に購入することで、開運につながるという利益、ベネフィットが生じますので、ついつい買ってしまうのですね。
特に困っている人は買ってしまう傾向があります。
困っているのに、なぜ購入するのと変に思うかもしれませんが、人間は苦痛から逃れるためにはなんだってする傾向があります。つまり、苦痛の状態から脱するために、壺を買うアクションを取ってしまうのです。
ただ、このような詐欺的手法を長期的に続けるというのは不可能なので、現実的な話へ戻しますね。
人間が商品を購入するときは、感情と理性によって購入を決定します。
このお客さんの考え方を「理性と感情のマトリックス」というのですが、この感情と理性のマトリックスを計算していき、買わない理由を一つずつつぶしていくト、新しい価値が生まれてきます。
その新しい価値を持ってお客さんの前に商品を出すことで、その商品は売れるものとなります。
なぜあなたのブログから商品が売れないのか?
商品が売れない理由は、その商品の説明をしたとき、購入者に何らかの利益が生じるといった説明をしないからです。
人間が何か買うときは、その商品を買ったからこそ実感できる利益を求めているのです。開運の壺には壺としての機能を求めず、それを買ったからこそ訪れる開運という利益を求め、人は開運の壺を買います。
他の商品は、商品それ自体に何らかの価値がありますので、あこぎな手段で開運の壺を売りつけるよりも、商品の機能とそれを使って得ることのできるメリットや利益を紹介すれば、喜んで購入するようになるのです。
つまり、商品が売れないのは、単純に商品の魅力を伝える手段や方法、そしてターゲットを間違えている可能性がきわめて高いといえます。